Experiment #0014

「竹」は、他の木材とは異なる性質を持っており、古来より日本で親しまれてきた素材の一つ。日本の四季折々の環境の中でも、その性質の特性である竹の繊維質と弾力性は、随所に生かされている。このデザインもまた、その特性を生かし、そしてよりフレキシブルに対応するためのデザインとしての試み。枠を作り、その枠の中で竹の弧の美しさを利用しながら組み上げていく。種類・色・幅・高さ・長さを空間に合わせて自由に遊ぶことのできる組み合わせ自在なパネル。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: 平割側面削り
Materials: 白竹・水性塗装・ミダスメタル塗装

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp