SOCIAL 三方よし、竹財をつくる/そだてる

私たちは、「竹コミュニティ事業」を開始します。
京都・嵯峨嵐山の竹林には年間約1,500万人を超える観光客が、その美しさを一目見ようと訪れます。そして、近年「竹」は、世界的にも敬意を持って注目していただいている日本文化の一つです。
竹産業を生業とする私たちは、この度「竹コミュニティ事業」を開始します。放置竹林が引き起こす環境問題の解決と良質な竹の安定供給の関係を見直し、新たなコミュニティ形成の本プロジェクトを立ち上げました。

繁殖力が強く成長の早い竹は、時に動植物の生態系に悪影響を与え、人間の生活圏域にまで侵食し、放置竹林による竹害が深刻化しています。
また、竹産業においては、生産者の高齢化と後継者不足による供給不足が問題となっています。後継者不足の背景には、生産者に適正な対価が還元されていないことも原因の一つであると考えています。

本プロジェクトでは、

⑴専門的な生産者の確保/育成
⑵適正な収益の還元

の2点を軸に、新たなスキームを創成し「生産者の確保」「放置竹林による竹害の解決」「竹材の安定供給」の三方よしを目指します。

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp