私たちは、「竹コミュニティ事業」を開始します。
京都・嵯峨嵐山の竹林には年間約1,500万人を超える観光客が、その美しさを一目見ようと訪れます。そして、近年「竹」は、世界的にも敬意を持って注目していただいている日本文化の一つです。
竹産業を生業とする私たちは、この度「竹コミュニティ事業」を開始します。放置竹林が引き起こす環境問題の解決と良質な竹の安定供給の関係を見直し、新たなコミュニティ形成の本プロジェクトを立ち上げました。
繁殖力が強く成長の早い竹は、時に動植物の生態系に悪影響を与え、人間の生活圏域にまで侵食し、放置竹林による竹害が深刻化しています。
また、竹産業においては、生産者の高齢化と後継者不足による供給不足が問題となっています。後継者不足の背景には、生産者に適正な対価が還元されていないことも原因の一つであると考えています。
本プロジェクトでは、
⑴専門的な生産者の確保/育成
⑵適正な収益の還元
の2点を軸に、新たなスキームを創成し「生産者の確保」「放置竹林による竹害の解決」「竹材の安定供給」の三方よしを目指します。