Experiment #0002

平割された竹には、側面削りが施されている。この加工を行うことで、壁材として連続に並べた際に、下地が見えるのを防ぐことや精巧な立体張りが可能となる。白色を塗布した竹を1本、または数本のグループに分け、空間を持たせながらパネルに固定する。白は、光を受けることで表情が増し、竹の特徴である曲げにより美しい弧を描き、波のような立体感を出す。また、曲げにより出来上がった空間には、ライトなどを挿入することもでき、間接照明やランプシェードとしても応用可能。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: 平割側面削り
Materials: 胡麻竹・アクリル塗装

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

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