Experiment #0010

割り・側面削り加工が施されている竹をさらに曲げ加工し、その一部を固定した壁材。職人の特別な能力が必要とされる曲げ加工には、通常とは逆の表皮側を曲げるという試みを行ない、型を使用してすべてのパーツを同じ角度で仕上げた。それらを並べ固定することで、竹の柔軟性と職人の技を取り入れた竹本来の自然な美しさを存分に味わえるパネルが出来上がった。自然な風合いを残したミニマルなデザイン。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: 平割側面削り曲げ
Materials: 白竹・銅線

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp