Experiment #0012

伝統的な加工技術の一つ「ひしぎ」を使用したパネル。竹を開き、竹節を取り除き、等間隔に叩いて平たくする。この加工は、竹1本から平たい一枚のシートを作る方法。叩き割るが、一部が竹節の部分で接合されており、接合部分を残した状態で角度を変えて切断することで、一風変わった竹のシートができあがる。そこにグラデーションをかけたペイントを施し、それらの組み合わせによりパターンを作り出す。竹の繊維の特徴を利用したこの加工とポップな色で新しい壁材の可能性を広げる試み。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: ひしぎ加工
Materials: 白竹・水性塗装

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp