正面からの造形美として通常愉しまれる柾割を、90度回転させてルーバー状に配置することにより正面から見た時と横から見た時で異なる印象を与えるパーティションとして仕立てたデザイン。竹の未加工の円柱部分と柾割部分が一体化されていることから、「あみだくじ」のような内部構造と元々の竹の関係性が直感的に感じられ、さらに柾割加工を施す位置を工夫することにより、局所的に開口率をコントロールできる。柾割の内部サーフェスに施された緑色の塗装が、自然に生えた竹の「外側緑・内部ベージュ」というイメージと真逆の配色を作り出し、意外性を生み出している。
Design: 綾 利洋(o-lab)
Skills: 柾割
Materials: 白竹・アクリル塗装