Experiment #0007

伝統的な演出や装飾として、庭園や旅館・料亭で使用される竹垣。その中でも四ッ目垣、光悦寺垣などに見られる透かし垣を、より装飾的なデザインに仕上げた。細いラインを強調し繊細な編みを施したこのデザインには、竹の他にビニール素材のテープ(青色)を編みこみ新しい素材との組み合わせを試みた。新しい素材との組み合わせは、モダンな印象を生み出し、和空間だけでなく、現代の建築要素を取り入れた空間にも応用しやすい。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: 竹ひご加工・四ツ目編み
Materials: 白竹・黒竹・結束テープ

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp