Experiment #0013

割り・側面削り加工が施されている竹に、一本一本丁寧に布地を巻きつけソフトタッチな素材へと変更。そして、「ひしぎ」加工された竹と組みわせ、パターンを作り上げた。竹は、黒で統一され(黒布地、黒染め)、シンプルで落ち着きのある飽きのこないデザインパネルが完成した。また、布地を巻きつけた竹を手前に配することで、繊細な衣類や装飾品をお召しの場所(旅館や料亭)などでも、引っかかり等の心配を軽減することができる。

Design: Oliver Franz (silent.)
Skills: 平割側面削り・ひしぎ加工
Materials: 黒染竹・白竹・綿ポリエステル布

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TAKESADA SHOTEN

1877年京都太秦にてに創業した竹定商店は、竹の育成・伐採から竹製品への加工まで一貫して手がけることを強みとする職人集団です。独特のしなやかさ、強さ、繊細さ、滑沢さを合わせ持つ自然の竹を、職人の丁寧な手仕事と豊富な機械設備を駆使した精密加工の組み合わせによって変幻自在に、様々な竹製品へと昇華し続けてきました。竹の魅力に約140年もの間取り憑かれ続けている私達は、この不思議で奥深い竹の魅力を知り、伝え、後世に伝承することを使命と感じています。これからも歴史に学び、竹の伝統文化やものづくり技術を存続させるとともに、竹の未知の可能性を発見すべく新しい挑戦も続けていきます。

www.takesada-shoten.co.jp